うつ病はどうやって起こる?治療における抗うつ薬の使用はOK?

名無しの医師

鬱状態の時に放出されるストレスホルモンが神経細胞死を引き起こすって聞いたけど本当?

ちょうど今手元にあるビデオには※MRIイメージングを用いてニューロンの活性が低下し蝕まれる様子が記録されてる。このMRIイメージングは鬱状態下でストレスホルモンが神経を破壊することを示す根拠になるのかな?

このMRIを撮影する際、医師達はアルツハイマー病などの他の※神経変性疾患を発病していないうつ病患者を選んだんだろうか。そうでないと神経の変性が他の疾患によるものなのか、うつ病によるものなのか判断できなくなるよね。

その点を踏まえ、うつ病以外に神経の変性に影響を与え得る因子はなかったのか、本当にうつ病自体が神経細胞死を引き起こすことをこのイメージングが示しているかを知りたいんだ。

これがその動画だよ。
http://www.thevisualmd.com/health_centers/neurological_health/depression/treating_depression

鬱による※コルチゾールの過剰分泌が神経細胞内へのカルシウムの過剰流入を引き起こし、神経細胞死につながっていることについては既に証明されてるのかな?

※MRI:  Magnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像)の略語で,MRI検査は強力な磁石でできた筒の中に入り、磁気の力を利用して体の臓器や血管を撮影する検査。

MRI検査では、様々な病巣を発見することができるが、特に脳や脳血管、卵巣、前立腺等の下腹部、脊椎、四肢などの病巣に関しては、圧倒的な検査能力を持っている。

X線を使わないため、放射線被ばくの心配がない。

引用: http://tsukuba.adic.or.jp/scan/02-1_mriscan.html

 

※神経変性疾患: アルツハイマー病やパーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(AmyotrophicLateralSclerosis:ALS)に代表される神経の変性ならびに神経細胞死を伴う病気の総称。
これらの疾患では特定のタンパク質が凝集、蓄積することによって神経毒性をきたし、病変の原因となることが示唆されているが、その発症や進行メカニズムは未だ不明。

そのため神経病理診断、実験モデルの構築、治療薬探索、治療法開発のための有用なバイオマーカーが望まれている。

引用: http://www.cosmobio.co.jp/product/detail/neurodegenerative-disease-research.asp?entry_id=14368

 

※コルチゾール:  コルチゾールとは、副腎皮質から分泌される糖質コルチコイドの一つで別名『ヒドロコルチゾン』と言われることもある。

私達に馴染みある言葉では、『ステロイド』と呼ばれる。

コルチゾールはストレスに反応して分泌されるため、『ストレスホルモン』と呼ばれ、抗炎症作用、血糖値上昇、副腎疲労、不眠症やうつ病とも関係がある。

引用: http://kanri.nkdesk.com/hifuka/ste2.php

 

名無しの医師2
鬱はストレスの原因となるストレッサー(ストレス要因)として働き、神経を保護する働きを持つホルモンである神経栄養因子の生成を抑制するんだ。

このホルモンが不足すると特に海馬では神経細胞は死に至るんだ。

精神療法や抗うつ薬は、いずれもより多くの神経栄養因子※BDNFを産生させ、それによってニューロンを保護しようとするものだよ。
※BDNF:  脳由来神経栄養因子(brain -derived neurotrophic factor; BDNF)は神経細胞の発生や成長、維持、修復に働き、さらに学習や記憶、情動、摂食、糖代謝などにおいても重要な働きをする分泌タンパク質。
引用: http://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/handle/2324/13951/p049.pdf

 

名無しの医師3

特にうつ病は脳の海馬の萎縮と関係してるよ。

名無しの医師4

抗うつ薬はより多くのBDNFを産生させることでニューロンを保護しているよね。

抗うつ薬が脳にどのように影響するかは、確かに誰も知ることはできないけど、鬱症状を和らげているのは確かだよ。

他の研究では抗うつ薬が脳機能を変化させ脳に害を与えるとも言われているけどね。

 

名無しの医師5
うつ病の原因はまだ分かっていないし、抗うつ薬は大部分の患者に治癒をもたらすわけじゃないんだ。

そして抗うつ薬に関しては確かに危険性も指摘されてるね。
抗うつ薬そのものを批判するわけじゃないけど、副作用や危険性に関して熟慮することなく抗精神病薬を受け入れ使用することについて疑問を感じるわ。

 

LA在住の医師
うつ病の原因はたくさんあるけどまだ一つには特定されてないね。でも全てのうつ病に共通する原因があるかもしれないよね。
また、抗うつ薬が大部分の患者にとって危険なものだという確証も今のところないね。

抗うつ薬を使い副作用がもし起こったとしても使用を中断すれば副作用は治まるということが認識されてるよ。
自殺と抗うつ薬服用との因果関係もはっきりとはしていないよね。

 

無名の神経心理学者
治療にあたっては薬物療法ではない方法から始めてもらいたいし、できれば抗うつ薬を使わず治療してもらいたいわね。
確かに患者さんの中には抗うつ薬を用いて良い治療効果の見られた人もいたけど、抗うつ薬のリスクへ警鐘が鳴らされ、自殺率も上昇しているのを見ると、リスクに見合った効果が得られていないのは一目瞭然だわ。
主治医は安易に患者に抗うつ薬を処方すべきじゃないわ。

 

LA在住の医師
僕は※MDE患者が一生抗うつ薬を服用し続けなければならないのか聞いてきたらAPA(米国精神医学会)の推奨する治療法に触れながら、まず抗うつ薬を用いて患者の精神状態を正常に保ちその後徐々に薬の量を減らしていくと伝えるね。

患者によってはもう元の状態に戻りたくないと薬を服用し続けることを希望する人もいるよ。

どうするかは患者次第だよ。

※ MDE(Major Depressive Episode): うつ病とはうつ病エピソードと呼ばれる症状が見られる気分障害の総称だが、程度が重いものを大うつ病エピソード(MDE)と呼び、大うつ病エピソードのみ見られるものを大うつ病性障害と呼ぶ。

DSM-IV(米国精神医学会で定義している精神疾患の分類と診断のマニュアルと基準)による大うつ病診断基準は下記の通り。
以下の症状のうち、少なくとも1つある。
1.抑うつ気分
2.興味または喜びの喪失
さらに、以下の症状を併せて、合計で5つ以上が認められる。
3.食欲の減退あるいは増加、体重の減少あるいは増加
4.不眠あるいは睡眠過多
5.精神運動性の焦燥または制止(沈滞)
6.易疲労感または気力の減退
7.無価値感または過剰(不適切)な罪責感
8.思考力や集中力の減退または決断困難
9.死についての反復思考、自殺念慮、自殺企図

上記症状がほとんど1日中、ほとんど毎日あり2週間にわたっている症状のために著しい苦痛または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能障害を引き起こしている。

 

 

名無しの医師6
抗うつ薬を生涯服用するならどんな投薬管理をするの?

 

無名の神経心理学者
患者に生涯薬を服用させるのは可能だけど、薬物療法が必ずしも大きな効果を発揮するわけではないこと、他の治療法もあることを提案するのが医師の責務じゃないかしら。

 

LA在住の医師
抗うつ薬の服用量は医師次第よね。

副作用がなく治療効果が見られるならこれといって決まっていないわ。
抗うつ薬に否定的な考えを持つ人にとって重要なのは抗うつ薬が効くかどうかじゃないわ。化学物質=毒だと考えているんだからとにかく身体に入れるべきじゃないっていう哲学的偏見を持ってるのよね。
だからその考えを支持するような薬物療法のネガティブなデータにばかり目をとられ、良好な結果からは目を背けるのよ。
もっと問題なのはこうした偏見により薬の服用=悪いこととみなして治療を受けなかったり、自然治癒力万能説を唱えたりすることよね。

 

名無しの医師7
君の考えも一理あるけど、MDDの症例の中には何種類かの治療法を試みないと症状が改善しないものもあるし、薬を処方するだけじゃ不要な薬物依存を助長するだけになりかねないよ。

軽度のMDD症例が食生活の改善と定期的な有酸素運動により治癒するなら生涯薬を服用する必要なんてないよね。
確かに心理学者は薬物療法に懐疑的すぎる面もあるけど、薬を多種類使いすぎるのも問題だよ。

 

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