予後(余命)について患者にどう話をしますか?

 

海辺の男性医師:

先日、ある限局期SCLC(小細胞肺がん)の男性を診察したのですが、9×6cmの原発性肺がんを化学放射線療法で治療していた患者でした。腫瘍内科医は、「あなたが治癒する可能性は十分にある」と彼に言ったたようなのですが、私はその考えはちょっと楽観的過ぎるかもしれないと彼に言いました。彼は私の言葉にショックを受けたようでしたが、色々と厳しい質問もしてきました。私は伝えられることは詳細に話しました。SCLCの厳しい数字や、病気の経過、もし何かあった場合の治療の選択肢などについてです。治療の利点を強調して話しました。化学放射線療法は彼の人生を十分に引き延ばすはずだし、治癒のチャンスもないわけではないと。話の終わりに彼は、ちゃんとした情報を聞けて良かったと感じていたようでした。私は彼に、希望を捨てないで人生をエンジョイするように伝えました。さらに彼は、今後についてどう準備したらよいか知りたいと言ってきたので、私は、遺書と医療に関する代理人委任状を作っておくべきだとアドバイスしました。実際にこういった内容がこれまで議論されてこなかったことに驚いています。

病歴、身体、データを振り返って、治療の相談としては主に4つの事項をディスカッションすべきだと思いました。4つとは、放射線のメリット、放射線のデメリット、治療の選択肢、治療のロジスティクス。私は常に、メリットとデメリットの一部として、放射線ありとなしの両方の場合で、期待される治癒のパーセンテージを伝えています。知識がかなりあって意欲もある患者に対しては、私が伝えたい内容を補ってくれるような記事などをパソコンの画面上に表示して見せたり、参考文献のコピーを渡したりします。事実を知ることは患者としての権利だと私は思います。彼ら自身の人生と治療のために適切な選択をすることができるようにしてあげるべきです。

例えば、ステージⅢの乳がん患者と相談している場合、彼らが放射線で治癒する確率が50%であると伝えることがよくあります(単純計算だとはわかっていますが、それほどかけ離れた数字ではないと思います)。そして、「一緒に治癒を目指して戦っていきましょう。」と伝えます。

今日、この私の考えについてレジデンス仲間たちに伝えました。すると仲間たちは私の誠実さのレベルに驚いたようでした。私はこういった議論について多くの異なった考えなんかを見たり聞いたりしてきています。大抵の場合、医師側は患者から直接パーセンテージについて質問されない限り、厳しい数字を持ち出して議論することは避けて通ろうとするのはわかっています。患者から直接尋ねられた場合でも、医師側はいろんな理由でそういった情報を提供しないことがあるのも知っています。わたしはこれには賛成できません

そういうわけで、私はコミュニティのみなさんに聞いてみたいのです。治癒する可能性がある患者から相談を受けている時、一般的に、どのように予後の議論に対応していますか?私の意見としては、ほとんどの患者はインターネットを使ってGoogle検索し、様々な情報が得られるけれど、ほとんどはホラーストーリーだったり誤った情報だったりすると思います。患者が私のところに来るまでに、大体は予後の情報について腫瘍内科医と外科医に尋ねているようですが、満足のいく回答は得られていないということがわかりました。さまざまな理由で予後を知りたくない患者もまれにいますが、それについては確かに彼らの意見を尊重しなければなりません。さらに、データについては患者がわかるように且つ思いやりのある方法で伝達されなければなりません。

賛成、反対などご意見をお願いいたします。

 

 

サンフランシスコの医師:

良い質問ですね。私はほとんどの場合は、患者さんに単刀直入に「予後について話し合いたいと思っていますか?」と聞いてみます。患者さんたちは、受け入れるか拒否するか、あるいは情報を必要とする家族を特定することができます。もし私たちが、がんと診断された患者さんを最初に診る医師でない場合(私たちの分野にとってはごく一般的なシナリオですが)、腫瘍内科医または外科医によって描かれた「楽観的な」イメージと闘わなければならない場合があります。もし、彼らからの紹介患者を再度診たい場合には、あなたの意見が真っ向から矛盾していればひどく嫌がられるかもしれません。

紹介したアテンディングとあなたの関係にもよるかもしれません。私は大概自分のところの腫瘍内科医とはとても良い関係なので、私が言いたいことはほとんど言うことができます。生存率については「高範囲」と「低範囲」がありますので、必ずしもすべてのケースで紹介元を責めることはできません。けれども、患者に提供された情報が明らかに間違っている時には、倫理的に自分の考えを言わざるを得ないと感じます。

言葉の選び方が鍵になります。

悪い例:Z先生は間違っています。GBM患者の生存期間は14.2ヶ月です。

良い例:Z先生の判断は楽観的ですね。文献によると、GBMの平均生存期間は14.2ヶ月ですが、確かに良くも悪くもなりえます。

 

 

名無しの医師1:

海辺の男性医師さんに賛成できます。これから提供される治療の目的とゴールについて率直に話し合うことが、優れた相互作用を生むこともあるし、患者からの感謝にもつながります。

サンフランシスコの医師さんが指摘しているように、どのような言葉で話すかがすべてだと思います。数字について議論するつもりなら、あなたが中央値で話しをしていることを患者にわかってもらう必要があります。そしてそれがどういうことを意味しているかも説明します。

 

 

アレクサンドリアの医師:

確かに、とても難しいですよね。私は2年間やってきましたが、まだそのスキルを磨いているところです…

私は統計の話は危険かもしれないと考えています。医師であってもその多くが平均/中央値などを理解していないので。患者が予後/生存率を聞いてきた時に、厳しい目で見た数字を知りたがる人もいるけれども、多くの場合はもっと具体的なことを知りたがっています

例えば、あなたが、何を知りたいのか尋ねた時に「実は、娘の結婚式が3ヶ月後にあるんです。」と言われるかもしれません。あなたは自信を持ってこういうことができるでしょう。「あなたは結婚式に出席できると思いますよ。」と言えるかもしれないし、「そうですねぇ、なかなか難しいかもしれないです。その間に病状が悪くなるかもしれないですね。」、あるいは「残念ですが、あなたが出席できると確信をもって言うことはできません。できるだけ多くの時間を家族と過ごすことをお勧めします。」そんなふうに言ってあげることで彼らが気にしていることをはっきりさせてあげられます

何人かの患者はもっといろいろなことを聞いてくるかもしれないし、実際の数字を聞きたいと思う患者もいるかもしれませんが、患者の多くには、何らかのイベントやチェックポイントなど聞いておきたい点があります。平均/中央値について聞かれたときには、私はいつも2人の住人がいる町についての話を聞かせます。1人が年間0ドル、もう一人が100万ドル稼いでいて、そこの町の平均収入は50万ドルだと言うことはとても誤解を生む言い方ですよね。彼らがこれがどういう意味かを理解できて、さらに情報を求め続けるのならば、具体的な数字を教えます。ほとんどの患者はそこまで達することはありませんが。

私はインターンシップ中に、緩和ケアのある専門家の方からこのモジュール全体について教えてもらいました。彼の名前はボブ・アーノルドといいます。この話題についてはオンラインにいろいろと書いてあります。悪いニュースを打ち破ること、予後について話し合うこと、さらなるケアが役に立たないことを話すなど。これは単なる一例ですが、本当にたくさんあります:

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.3322/canjclin.55.3.164/full

あなたの臨床トレーニングをより学びを得るものにしようと思うなら、このような話題についてのリーディングを始めるのが良いかもしれません。すごく簡単なように見えますが、私は毎日こういったテクニックを使っていますし、悪いニュースを患者にしなければならないケースの対応もいくらか改善していると思います。

 

 

名無しの医師2:

私はよりコミュニティ設定の状況でトレーニングを受けているので、あなたが行っているようなことはしないだろうと思います。私予後についてはめったに話しません。この治療はあなたの生存率を高めると思う、というようなことは言いますが数字は出しません。患者が直接尋ねてきた場合にだけ教えます。私が腫瘍内科や外科にいた時、私たちが言ったことにほかの医師が逆らって言って欲しくないと感じていました。サンフランシスコの医師さんのように、流暢に言えればよいと思いますが。

実際には、私はまだ予後について話すことはしていません。治療がもはや治癒のためではない患者には伝えますが。患者の病気のステージに基づいて何がスタンダードなのか、化学療法がもたらすメリットにはどんなものがあるかを伝えます。患者が尋ねてきた場合は別ですが、すべてを包み隠さず話すことが患者のためになるとは言えないと思います。

 

 

名無しの医療従事者1:

私だったら、「あなたが生きられるのは、14.2か月よりも短いかもしれないし、長いかもしれないし、ちょうどかもしれません。」と言うかな。

人口統計は組織のためには残しておいたほうがいい。患者とのディスカッションよりもね。

 

 

サンフランシスコの医師>名無しの医療従事者1

ほんとうにそのとおりです。

 

 

名無しの放射線腫瘍医:

今年のIJROBP Astroの抄録の最初の要約のところは誰でも見ることができるよ。治癒不可能なNSCLCの設定の中に化学療法の利点についての患者の認識を見ることができる。根治目的VS緩和目的のような基礎的なことについて、多くの患者が混乱しているように感じたよ。

 

 

名無しの医師3:

私の場合は、患者が予後について具体的に尋ねるならば話すけど、一般的なものにとどめておくようにしてるよ。だって、統計はあくまで統計であって、患者一人ひとりがどうかは誰にもわからないからね。

私のところにいるアテンディングが言っていたんだけど、腫瘍内科の友人医師が実際訴えられたらしい。 進行性肺がんの患者さんに余命数ヶ月と言ったそうだ。実際、その患者さんはその後3年も生きているらしく、残り数ヶ月だと思っていたから、残っていたお金をすべて使ってしまったらしい。それでその医者を訴えたんだってさ!!

 

 

名無しの医師4:

私は患者に合わせて議論を調整します。ただ、いつも治療の目的(治癒的vs緩和的)が明確であるようにします。彼らが具体的な数字を求めるのなら、その数字を伝えるまでです。しかし、まずは前置きとして統計について少し説明をし、どの患者にどんなことが起こるのかまでは正確には予測できないという事実についても伝えておきます。

 

 

名無しの医師5:

私は、割と高い頻度で予後について患者と話し合っていますが、患者の知識の高さ、快適さ(心地よさ)、そして願望を見極めて、一般的な内容から始めてより具体的なものにしていきます。低リスクの前立腺がん患者には、彼らの「がん」は死刑宣告ではないことを理解させる必要があります。IIIB期のNSCLCの患者は、まだ「治療可能」であるけれども、苦しい戦いに直面していることを知る権利があります。

私はいつも、「あなたの診断やあなたのがんの攻撃性について何か知っていることはありますか?」というような類の質問をします。一部の患者は驚くほど洗練されたレベルで答え、一方では完全に不意を突かれ、まったく分かっていない患者もいます。

それから、彼らが何を知りたがっているのか聞きます。「治癒や結果の具体的な可能性について話したいですか、それともただ勧められる治療について話すだけが良いですか?」と。ほとんどの患者が情報を求めてきます。

「一般的には、低リスクのがんで治癒することが多いものもあれば、治る確率が50/50のようながんもあります。他には苦しい戦いになるがんもあります。あなたのがんは幸運なことに(残念なことに)XXのカテゴリーのものです。あなたにより具体的な数字を教えられることは良いことだと思っています。でも、それを知ることは十分具体的であると多くの人は感じています。」

ほとんどの患者がそこで止まります。95%vs 85% 5 年生存、または30%vs10% 5 年生存について知りたいと言われることは稀です。前立腺がん患者は一般的にうまくいっていること、または膵臓/ GBM患者は状態が良くないことなんかについては患者は知っていると考えています。

 

 

名無しの医師6:

患者の教育レベルによると思うね。私が開業しているところでは、高齢者の多くは高校に通ったことがない人たちだよ。だから私は、「あなたが毎日治療のために来るのなら、この病気を打ち負かすチャンスがある。」と伝えるだけだよ。

 

 

ある若手医師:

私はわずか数ヶ月しか現場にいないので、みなさんよりも経験が少ないです。これから時間とともに自分の考えがどのように変わっていくのか気になります。今のところは、海辺の男性医師さんの考え方に賛同します。

私は、一部の患者さんや家族が診断をちゃんと聞き入れてくれないこともあり、気持ちは理解できますが、困ることもあります。私が血液腫瘍内科の入院患者のローテーションでいたときに、SCLCの男性がいたのですが、1回目も2回目も治療がうまくいかず、脳転移が広がり、放射線量が限界に達しました。彼の家族はそれでも「彼はここから抜け出せる」と信じていました。この頑固さもどうかと思います。患者に現状を詳細に説明したいけれど、私たちが知らせることはできません。

今私がいるICUでは、広範囲に転移している子宮頸がんの女性がいます。彼女の腫瘍内科医は(3ヶ月間の教育任務で海外に行っているためまだ会ったことがありませんが)、「彼女の気分がもう少し良くなった場合に化学療法を認める」と彼女と家族に言ったようです。その「もし」の部分が100万分の1のチャンスのようなものなのに。その会話は約1カ月前に交わされたようですが、その患者のパフォーマンスステータスはノートによると3と4の間でした。入院した時点で4でした。私は彼女にDNR(蘇生不要) / DNI(挿管不要)の署名を納得させようとしましたが、彼女の夫は「X先生が帰ってきたら、化学療法を受けられるかもしれない」と言って希望をまだ持っていました…

私がその女性に次に会ったのはICUローテーションの時で、夫(と娘)がいて、その女性は人工呼吸器をつけた状態でとどまっていました。家族は彼女から人工呼吸器を外すという決断に迫られていました。

その患者と夫は本当に聞きたいことを聞けていたのでしょうか。まさか、この腫瘍内科医は現実的なイメージを描いていたというのでしょうか?この(私にとっては)悲劇的なケースは、患者には彼らの予後について伝える必要があるということを明確に示しているように思います。もし私たちが間違っていて、彼らが治癒して生きられるならそれはそれでいいのです。私はむしろ間違っていてもいい私の患者や家族が死や障害についてきちんと準備する手助けをしないことのほうが嫌です

 

 

南国の医師>ある若手医師

患者から他の医師が言っていたことを聞いた時、その内容で他の医師を判断するのは気を付けなければならない。君が言うように、人間は自分が聞きたいことを聞いているという傾向がある。確かにこのX先生は、「残念ながらこの悪化した状況からあなたが回復するとは思えません。そして、この時点でさらに化学療法を続けることは、事態を悪化させるだけです。」と言うことができたのかもしれない。その家族や患者は、もし?と仮定の方向を押し付けたり掘り下げていったりしたかもしれないし、もし状況が良くなったら、その時点で化学療法について議論することは妥当であるとX先生は認めるかもしれない。患者に、あなたの病気に対してこれ以上できる治療はないということを伝えるのは難しいことだ。

私は、患者から聞かれない限り(少なくとも彼らがあまり良くない状態の時は)数字を出すのは避けている。他のスレッドでも言われているように、平均生存期間を伝えることは危険でもある。アレクサンドリアの医師さんの平均所得の例え話はとてもいいと思ったよ。医者からXヶ月しか生きられないと言われても、それ後数年たっても生きているという話は何度も聞いたことがある。平均生存期間について言うと、たいていの人はかなり厳しいピークを想像してしまう。私たちが根治的治療をしようとしているときに、患者が数字を求めてきたら、良い方の数字についてもっと話そうとするか、少ないけれども平均よりずっと長く生きている人もいることなどを補足する。一般的に、5年生存率が20%というような数字は、良くはないことはわかっているが、希望は残したい。

予後があまり良くない場合、私はポジディブな点に焦点を当てようとはするが、患者は深刻な病状であることを理解する必要もある。そうすることで起こり得る結果が生じたときにはショックは少なくてすむ。

 

 

ある若手医師:

良い議論です。他のみんながこの議論についてどんなふうに思っているのかを知ることができたので、とても良かったです。

 

 

雨の町の医師:

「あなたの5年生存率はX%です。」

または

「あなたの無増悪生存期間はYヶ月です。」

もしあなたがこのようなことを言いそうになったら…

それは間違っている。その理由はほんとにたくさんあるよ。

 

 

名無しの医師7:

私がメディカルスクールにいた時の最も不快だった瞬間というのが、神経外科のアテンディングと共に、患者さんとご家族と話をした時のことです。その患者さんはGBMという新しい診断を言い渡されたのですが、部屋に入って話をしていた際、患者さんの奥さんは混乱し心配していたようで、彼の予後はどのようなものになるのか聞いたのですが、そのアテンディングは「私たちは常に進歩しています。私が今言っていることがどんなことであっても、1年か2年のうちに完全に間違っているかもしれない。」と言っていたのです。

 

 

ベテラン医師>雨の町の医師

ほんと、おっしゃるとおり。我々のフィールドにいるアスペルガー症候群の医師らにこういう状況がよく起こっているみたいだよ。

 

 

海辺の男性医師>名無しの医師7

雨の町の医師さんの言っていたように、予後の議論において混乱を招くような、関連性がとても低い統計については使用しないことに賛成しますが、名無しの医師7さんが上げた例のようなやりかたで質問に答えるのは間違っていると思います。GBMの予後は急速に変化するものではありません。これはダイレクトに聞かれた場合にも完璧な例になります。ダイレクトに質問しても、医師は聞かれた質問に答えないことがよくあります

もし患者や家族が予後について聞いてくるなら、それは「どれくらいの時間が残されているか」と「治癒のチャンスはどれぐらいか」ということが知りたいのです。 私はそういった患者の懸念に対応するのは私たち医師の義務だと思います。患者を医学用語で混乱させたり、死刑判決を与えたりする必要があると言っているんじゃありません。でも、私は彼らがそれを知りたいのであれば、理解できるレベルで現実的なイメージを与える必要があると思います。

私は、予後について直接聞かれているのにそれについての議論を避けているのを見てきました。予後の議論をしている時にしくじっているのを見るよりももっと多かったと記憶しています。おそらく私自身の個人的な経験かもしれません。どちらかといえばアテンディングたちは、こういう議論をしたくないのです。なぜならこの議論は難しいからです。あいまいにしておけば、感情的にははるかに楽で攻撃的になることもないでしょう。誰かを動揺させるようなことは避け、重要な議論は誰かにやってもらおう、もしくはもう少し先送りしようと言って、そのようなときはやって来ないのです。

当然のことながら、混乱して心配している妻がやろうとしている最初のことは、家に帰ってGoogleで「多形性膠芽腫」を検索することです。ホラーストーリーがいっぱい出てきて読んでしまうだろうし、自分たちには当てはまらない誤った情報を読んでしまうかもしれません。正直な議論ができるようにし、患者が現在持っているまたは将来持つ疑問に対してもオープンでいるべきだと思います。もちろん、患者の質問を吹き飛ばすことの方が簡単だし、この医師はとても協力的ではないと思えば、患者からまた聞いてくることはないでしょう。しかし、それは本当に自分の仕事をしていることになるのでしょうか

>ある若手医師さん

「この(私にとっては)悲劇的なケースは、患者には予後について伝える必要があるということを明確に示しているように思います。」

というあなたの話でAtul Gawande の “Letting Go”を思い出しました。

http://www.newyorker.com/reporting/2010/08/02/100802fa_fact_gawande

 

 

オーストラリアの医師>名無しの医師7

統計に精通した患者が本当に数値を知りたいという場合、5年生存率のどのデータも少なくとも5年以上前のものであって、今日以降の診療や結果は反映されていないということ(うまくいけばあなたの臨床試験は生存を延長させる)を強調するのは納得できることだと思います。

例えば、GBMのテーマを例として、UCLA脳腫瘍学チームによるこの最新データは、臨床試験を通じて行われ、近い将来のフォローアップなど、優れた患者ケアによって生存率が2005年の「ゴールドスタンダード」公表された臨床試験よりも劇的に優れていることを示しています。

改善された患者のアウトカムの中で「臨床試験との関わり」を強調することについては納得できるものだと思います。なぜなら、臨床試験中の患者さんの再発などについてより厳密に追跡されていることや、少なくともゴールドスタンダードな治療を受けているという事実があるからです。

しかし、私の考えでは、キーとなるのは話す前に患者に尋ねることです。何度も患者から聞いたことがあります。「先生、私は病気を深刻に受け入れなければならないことは十分わかっていますが、本当はあまり多くを知りたくありません。」と。これも納得できることです。

 

 

名無しの医師6:

トレーニング中の多くの医師にとって生存の可能性の意味を本当に理解するには何年もかかるよ。

一人の相談に対してどれだけの時間かけてる?

 

 

ノースカロライナの放射線腫瘍医:

私はこの議論については少数派になると思う。だけど、患者が予後について詳しく話し合いをする権利はあると思っている。これは、有害の可能性が高くて治癒の可能性が比較的低い場合には特に当てはまる。根治的vs緩和的。私たちが治療しているすべての患者は、少なくともこれについてざっくりとでも理解していなければならない。すでに言われているように、予後の議論は、予後不良の患者(GBM、ステージIIIのNSCLC、LS-SCLC、膵臓がんなど)で「根治的に」治療される患者に対しては最も困難だ。これらの患者には、私はサンフランシスコの医師さんと同様のアプローチ法を使っているよ。患者が予後について話したいかどうか聞いてみると、およそ80%の人がそれを望むということがわかった。平均、中央値、そしてカプランマイヤー法は話し合いの対象ではないと私も思う。私は長期生存または治癒の推定値を用いる(例えば、ステージIIIのNSCLCでは20-25%)。患者が理性的な状態であれば伝えるし、「疑うことの利点」も伝える。そして彼らがその20-25%にいるかのように治療をする。この方法が、予後について深刻な会話をするには有効だと思う。一方で、同時に、楽観的な考えと希望が持てるような余地も残してもいる。私たちは、患者の闘病生活を精神的にも苦しいものにさせないように気を付ける必要があると思う。

 

 

ヨーロッパの放射線腫瘍医:

私たちが対処していかなければならない主な問題の1つは、厳しい予後にもかかわらず、患者が治療に耐えられるようにどう意欲を起こさせるかということです。

私の意見では、GBM患者と話すことはそれほど大きな問題ではありません。彼らにはほとんど選択肢が残っていないけれども、全生存期間と症状コントロールに関して放射線療法で多くの利益が得られることはわかっています。治療にはかなりの時間がかかりますが、ほとんどの場合、それほど厄介なものではありません。

私が話しをするのが難しいと感じる患者のグループは、頭頸部がんの患者です。彼らは私たちの治療によってはめちゃくちゃにされかねない患者たちで、急性毒性および長期毒性(たとえIMRTであっても)の両方に関連があり、治癒に導くことはほとんどできません。cT4 cN2c下咽頭で説明すると、根治の可能性(生活の質にはちょっと疑問が残る)20%ほどのチャンスを得るために7週間地獄を味わわなければならないというのは相当に苦しいでしょう。

 

 

名無しの医師8>ヨーロッパの放射線腫瘍医

すべての頭頸部の患者がそのカテゴリーにおさまるわけではないよ。たぶんそれって大多数に言えることでもないんじゃないかな。口腔咽頭の患者、特にHPV陽性患者にとっては、より楽観的な議論になると思うね。

 

 

アレクサンドリアの医師:

私は、ヨーロッパの放射線腫瘍医さんが言っていたような、局所進行性の頭頚部のことについて同意見です。「T5」疾患と7cm頸部リンパ節の患者は、よくても積極的な緩和ができるだけで、最悪の場合、無駄で有害な地獄を味わうことになります。喉頭がん患者の5年生存率は約50〜60%です。しかし、T4と頸部のリンパ節転移が大きい場合…幸運を祈るしかないです。厳しい治療です。私たちは彼らの病を「治癒的」に扱いますが、ステージIIIの肺がんで60Gyを胸部に用いた場合に比べるともはや暴力行為です。

予後について話すことは本当に難しいですね。誰もが違ったスタイルを持っているように思えます。自分自身に合うやり方を見つけて、患者に正直で明確で、絶望的に見えないように、正直に明確に対応するだけです。または、何も話さず、腫瘍内科医と話すべき会話だと言うことですね(笑)

 

 

名無しの医師8>アレクサンドリアの医師

頭頸部に関しては、私が一緒に仕事をしている腫瘍内科医の大半は、予後の議論を私たちに任せているように感じるね。彼らは、プラチナまたはエルビタックスを使うべきかどうかまで私に聞いてくるだろうね(笑)

 

 

海辺の男性医師:

NY Timesの最近のNEJMの記事で、このトピックと説明に関係のあるものを投稿したいと思いまして…http://www.nejm.org/doi/pdf/10.1056/NEJMoa1204410

http://well.blogs.nytimes.com/2012/11/19/when-treating-cancer-is-not-an-option/

また、この記事は最近、レッドジャーナルに掲載されました。http://www.redjournal.org/article/S0360-3016 (12)00954-6/fulltext

「難治性肺がんの緩和放射線療法(RT)に対する患者の信念”

 

 

名無しの医師6:

 

とても良い記事だね。NYTの投稿も良い。緩和的な患者さんのほとんどは、腫瘍内科医が予後についてフランクに話してくれることを望んでいると思うね。

 

 

1位!登録無料、すぐ転職しなくても情報収集目的のみで『お試し登録可能』、匿名転職サポート可能、ヘッドハント有り、6000ヶ所以上の医療機関や大学との取引あり、医局の退職事例多数、コンサルタントレベル高しと言えば!

医師会員21万人を誇るソニーグループ運営の医師ポータルサイト「m3.com」グループ会社。一般人材紹介企業と異なり、医師に特化した上でこの事業規模の大きさを誇るため、好条件の求人情報の収集力がずば抜けている印象がある。当然、所属医師コンサルやエージェントの数も多く、個別の医師に対して「相性のあったパートナー」が探しやすいと言える。年収2500万以上、週4日で年収2200万といった高額条件の案件を多数保有しつつ、個別医師のライフスタイルや家族都合などを考慮した勤務条件を引き出す力にも非常に長けており、自ら医療機関と交渉して好条件求人を創り出すことが可能な企業です。

2位 登録無料、匿名転職サポート可能、産業医に強み


3位 業界トップレベルの圧倒的な求人数と非公開求人の充実が売り

医師のお相手探し。まずは専用サービスから始めましょう。

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このページの先頭へ