安楽死は医師による自殺の幇助!?〜安楽死の是非〜

名無しの男性医師1

今とあるインタビューに答える準備を進めてるんだけど、医師が安楽死や患者の自殺を幇助することについて、また多くの患者を安楽死させた医師※ケヴォーキアンの行動に対する意見を聞かれるんだ。

君なら患者が自分で人生に幕を降ろすのを手伝うかい?もし手伝うならどんな状況下で?

僕は患者が末期の病気であり、もはや手の施しようがなく治療法や疼痛管理の選択肢が無い状況で、患者自信が死を望んでいる場合にはケヴォーキアンのとった行動は正当化できると思う。
患者の自主性が何よりも尊重されるべきだし、医師は患者の苦しみを終わらせる役割を担ってるんじゃないかな。

これはとても議論の余地のある問題だし、僕はインタビュアーを怒らせるようなことを言いたくないんだ。

君ならこのインタビューにどう答える?君が通う医大のある州では自殺幇助に関する法律はどうなってる?

※ケヴォーキアン: 1928年にミシガン州ポンティアックで、アルメニア移民の子として生まれた。ミシガン大学を卒業後、デトロイトの病院などで病理担当の医師として活動した。

1980年代から安楽死についての研究を進め、1987年から「死亡カウンセリング」のための「医学コンサルタント」として活動を始める。1989年に自作の自殺装置を開発して末期病患者の自殺幇助の活動を開始し、世界的に議論を呼んだ。

その後、総計130人に及ぶ患者を自殺装置で尊厳死させ、「殺人医師」「死の医師」などと呼ばれた。

引用: https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ジャック・ケヴォーキアン

 

ニューヨーク在住の男性医師

僕は患者を殺す職に就いたわけじゃない。医師として患者の※QOLを高めるためなら何でもやるけど、それは患者を殺すことじゃないよ。

QOL= Quality of life(クオリティ オブ ライフ)は「生活の質」「生命の質」などと訳され、患者さんの身体的な苦痛を取り除くだけでなく、患者がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念である。
QOLの「幸福」とは、身心の健康、良好な人間関係、やりがいのある仕事、快適な住環境、十分な教育、レクリエーション活動、レジャーなど様々な観点から計られる。

引用:  http://www.midtown-amc.jp/faq/faq_others/qol.html

 

名無しの男性医師2
法律では、オレゴン州、ワシントン州、バーモント州、モンタナ州を除くすべての州で安楽死は認められてないよ。動物に行う安楽死は慈悲深いとみなされ、人に対して行う際は殺人とみなされるのが僕はずっと理解できなかった。

僕達は医師としてヒポクラテスの誓いに縛られていて、人を害してはならないという一文により、多くの人が安楽死は禁じられていると解釈している。それでも患者の苦痛を緩和するという点では医師の理想と一致するよね。

さらに人を害してはならないという一文が生命の維持を意味するという勝手なこじつけが、高齢者の終末期における過度な延命治療などの過剰医療の問題や医療分野での国家予算の危機にも繋がっているんだ。

※ヒポクラテスの誓い:医師の倫理・任務などについての、ギリシア神への宣誓文。

現代の医療倫理の根幹を成す患者の生命・健康保護の思想、患者のプライバシー保護のほか、専門家としての尊厳の保持、徒弟制度の維持や職能の閉鎖性維持なども謳われている。

20世紀末より、医学生が臨床実習を始めるにあたっての白衣授与式が米国で行われるようになったが、この際にヒポクラテスの誓いが読まれることもある。

ヒポクラテスの誓いを現代的な言葉で表したのがWMA(世界医師会)のジュネーブ宣言(1948年)である。

ジュネーブ宣言
医師として、生涯かけて、人類への奉仕の為にささげる、師に対して尊敬と感謝の気持ちを持ち続ける、良心と尊厳をもって医療に従事する、患者の健康を最優先のこととする、患者の秘密を厳守する、同僚の医師を兄弟とみなす、そして力の及ぶ限り、医師という職業の名誉と高潔な伝統を守り続けることを誓う。

引用: http://www.med.or.jp/doctor/member/kiso/k3.html

 

名無しの女医1
私は違法なことはしないわ。
でも法律では倫理的行動を定められないこともあるわ。
患者の身体なんだから、患者が決めるべきよ。

 

名無しの女医2

この問題に対するあなたの考えを聞かせてよ。
何が不安なの?

 

名無しの男性医師3
僕も医師による自殺幇助について以前考えを聞かれたことがあるよ。

インタビュアーは事前に僕が自殺幇助を支持するかしないかではなく、考えの思考プロセスを知りたいんだと言っていたよ。だからできるだけ正直に誠実に答えて。

自分の考えをはっきり持ち、この問題に寄り添うのが大切だよ。

 

名無しの医師1
時には死が患者にとって最善なこともあると思う。我々の社会がそれを理解できないのは本当に残念なことだよ。

僕達医師が行う治療が患者に与える苦痛もたくさんあるんだ。

 

名無しの医師2
僕は目の前に横たわり苦しんでいる患者のためにも、愛する者を思い一心同体のごとく苦しんでいる家族のためにも※抜管することを決断したら迅速に対応できるよう安楽死が法的に認められることを望んでるよ。
我々が病気の人間よりも病気の動物に対して慈悲深いのは恐ろしいことだよ。

※抜管: 患者が治癒不可能な病気に冒され、回復の見込みがなく死が避けられない状態にある時、気道確保のために患者の気管内に挿管されていたチューブを抜き取り治療行為を中止し、呼吸確保の措置を取らずに自発呼吸が停止するのを待つこと。

 

名無しの女医3
私はつい最近まで尊厳死を支持していたんだけど、家族から私が考えたことのなかった点を指摘されて考えが変わったの。

少なくとも尊厳死に対し慎重になったわ。

基本的には私は患者の自主性を尊重しているし、患者自身が治療行為に伴う苦痛から解放されることを決める権利を持ち、時には自分で死期を決めてかまわないと考えてるの。
でも尊厳死の実施や制度化は難しいと思うわ。尊厳死が完全に、自律的に、そして健全な精神状態下で決められた場合にのみ適用するのはとても難しいことよ。

例えば聞いた話では、尊厳死が認められている州にある一部の保険会社では、終末期医療が保険料でカバーされてないの。これらの地域では家族の財政的負担になりたくないと考える患者に死を選ぶよう精神的に圧力がかかるわ。

さらに、進行性のアルツハイマー病やその他認知機能に支障をきたす病気の人についてはどう?

尊厳死を適用する際はこれらの留意事項について検討されてることは知ってるけど、線引きはどこでするのかしら?
ダウン症の人は自分で自分の人生を終わらせることを選択できるかしら?より重度の認知障害を持つ人はどう?

ここで興味深いのが、ヨーロッパの国々で安楽死させられている人の大多数が精神疾患を抱えていたり認知機能に障害がある人だという点よ。障害を持って生まれて来た赤ちゃんも安楽死させられているわ。

さあ、あなたはどこで線引きをする?

どうやったら彼らが意思決定能力を損なっていないと客観的に判断できるかしら?きっと認知障害があることを見過ごされて安楽死させられてしまう人がいるんじゃないかと心配してるわ。

 

ワシントン在住の医師
確かに医師による治療行為で苦痛を味わっている患者はいるし、時には死が患者にとって最善なケースもあると思うよ。

実際我々が行う緩和ケアは、鎮静剤で患者を殺すのとは違うんだよ。
なぜ尊厳死を選ぶ能力のある患者にも自ら死を選ぶ機会を与えないのかが不思議だよ。

 

名無しの医師1

とある家族がお婆さんを老人ホームに連れて来たんだけど、一度入院させると罪悪感からか全く見舞いにも来ないんだ。

家族がいない分僕達が補ってはいるけど、なぜこんな可哀想な認知症の老婆に挿管し、心臓マッサージしなきゃいけないんだ?
死なせてやってくれよ。※ECMOなんて使いたくないよ。

※ECMO:  人工肺とポンプを用いた体外循環回路よる治療。

人工呼吸器管理や昇圧薬など従来の治療では救命が困難な重症呼吸不全や循環不全のうち、可逆性と思われる病態に適応される。
ECMOは呼吸と循環に対する究極の対症療法であり、根治療法ではない。

従来の治療では直ちに絶命してしまうような重症呼吸・循環不全患者が、自分の力で治癒・回復するまでの間、呼吸機能と循環機能を代替する治療法である。

引用:http://fujita-accm.jp/medical_guide/ecmo

 

名無しの医師3

患者が自分で死を選択する権利について中心的に議論されてるけど、安楽死は医師による自殺の幇助とは別物だということを知るべきだね。

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