小児関連の文献や資料について、参考にしているのはどのようなものですか

名無しの医療関係者 1

皆さん、こんにちは。僕は今、救急のレジデントなのですが、自分の専門分野に関するランドマークとなるような論文や文献を集めて、自分なりの図書リストを作ろうと考えています。それで、Rivers や Kellum などを中心に論文のリスト作成を始めたところです。既存の様々なリストをざっと参照してみたのですが、残念ながら、小児関連の論文や資料が抜けているものが目立ちました。自分のリストはそこを手厚くしたいと思っているので、特に小児関連の論文、小児救急についての論文を探しはじめました。皆さんのお勧めがあれば、ぜひ僕も読んでみたいのですが、どなたかご紹介いただけないでしょうか。僕が注目しているのは、小児、新生児における SIRS (全身性炎症反応症候群)、輸血、EGDT (Early Goal Directed Therapy: 早期目標思考型治療) ガイドラインなどです。小児における早期対応ではどれも重要だと考えています。どうぞよろしくお願いします。

 

名無しの医師 2

はい、いくつか紹介できると思います。Carcillo およびその他著「新生児および小児患者における敗血症ショックの臨床パラメータ」はいかがですか。他にも、似たようキーワードを使って検索すると出てきますよね。特に Carcillo の論文は小児の敗血症診療において、よく出てきますから。なので、もしかしたら、すでにご存じの内容かもしれませんね。見られるかわかりませんが、念のためこちらにURL を貼っておきます。参考にされてみてはいかがでしょうか。

http://www.sccm.org/professional_resources/guidelines/table_of_contents/Documents/ElectronicCopy.pdf

注 :「状況にもよりますが、15 分以内で 60 ml /kg をボーラス投与します」についてちょっとコメントします。30 分以上投与するのは敗血症ショックにおいてはボーラスとは言わないと思います。

その他には、Glaser およびその他著、「糖尿病性ケトアシドーシス小児患者における脳浮腫の危険因子」NEJM 第 344 巻: 264-269、2001 年 1 月 25 日第4 版、Bjornson およびその他著、「中度のクループ (酷い咳込みを伴う咽頭炎) 患者へのデキサメタゾン服用 (経口) の単回投与の無作為試験」NEJM 第 351 巻: 1306-1313、2004 年 9 月 13 日などもありました。後者の方は敗血症の内容よりも臨床に基づいていない感じがありますよね。しかし、無作為試験とはいえ、より臨床に近い試験結果が出ていると思います (少なくとも個人的にはそう信じています)。よろしくお願いします。

 

名無しの医師 3 > 名無しの医療関係者 1

そうね、参考資料よね。例えば、pedsccm.org で探してみてはいかがでしょうか。このサイト内の、左側コラムに掲載されている脳外傷についての文献は内容が濃いし、数も豊富だと思います (アクセスしたときに別の内容に変わっていたらごめんなさい)。私も実際いくつか読んだことがあって、このサイトにある内容はどちらかと言えば、批判的な批評だと思いました。ですが、そういった視点もとても大事だと思いますよ。

 

マサチューセッツ州ボストンの医師

私も参照しているものを一部紹介します。UChicago Peds Residency のウェブサイト (http://pediatrics.uchicago.edu/chiefs/PICU/) です。すでに他の方が挙げているものも含まれていると思いますが、とても参考になる論文が多く掲載されていますよ。特に基礎科学の内容も含まれているので、臨床だけでなく、本当に勉強になります。思考のバックグランドって大事だと思うので、振り返って考え直せると道が見えてきたリもします。

 

名無しの医師 4 > 名無しの医療関係者 1

他の方のようにピンポイントで紹介できるサイトや書籍はないのですが、小児に関しては、個人的にピッツバーグ大学の図書館で見つけた Joe Carcillo の敗血症ショックについての文献を読みました。既に多くの方が推薦しているので王道かと思いますが、やっぱり自分もこちらの文献がお勧めです。著者は、EGDT (早期目標思考型治療) のアルゴリズムを含むこちらの小児での分野について、さらに専門性の高い論文も書いています。個人的な感想になってしまうのですが、本当に注意して読みたいと思った点がいくつかありました。敗血症同様に、動脈管依存性の先天性心疾患や先天性副腎皮質過形成、先天性代謝異常 (IEM: Inborn Error of Metabolism) の場合、成人患者と小児患者への対応がかなり異なる点です。見逃してはいけない点も挙げられていますし、本当に参考になりました。その他ですと、例えばPubMed でCarcillo を検索するだけでも、かなり多くの文献をあたることができると思います。スレ主さんが目指しているような、よい図書リストを作れますように。陰ながら応援しています。

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このページの先頭へ