敗血症ショックでの β 遮断薬とノルエピネフリン (ノルアドレナリン) の併用は OK?

名無しの医療関係者 1

ノルエピネフリン (NE / ノルアドレナリン) の注入が必要な敗血症ショック症状があり、心拍数 (HR) が130 の患者さんにβ遮断薬を使ってよいのでしょうか? 一般的には、β作動薬 (βアゴニスト) とβ遮断薬を同時に使えますか?

 

アメリカの医師 > 名無しの医療関係者 1

β受容体に一度に負荷をかけてはいけません。本当にすべき質問は、敗血症ショックによって起こる心拍の増加、頻脈に対して心臓機能を低下させ、血圧を下げるのはなぜかということではないでしょうか。βブロッカー (β遮断薬) を使うことで頻脈は回避されます。ど薬を選ぶかで変わってきますが、おおよその場合は輸液が必要になると思います。
名無しの医師 1 > 名無しの医療関係者 1

頻脈…理解できません。それは何故なんでしょうか? 根本的な原因を取り除くには、アミオダロン (抗不整脈薬) か電気ショックを使うんじゃないですか?

 

名無しの医師 2

自分も、よくぶち当たる壁です。敗血症ショックで血管抵抗が落ちても生食は OK でもMAP (赤血球濃厚液) は 60 までしかいかない。それでNEO のような補助療法もしながら治療していくわけですが、結局 150-160 までにしか下がらない。しかし、スレ主さんの疑問は理解できます。血交換の必要が懸念されていなければ、洞性頻脈 (ST) の心配はほぼしなくてよいでしょう。頻脈性の心房細動にはエスモロール / メトプロロール、またはジルチアゼムを脈拍が 130 以下になるまで点滴します。次期に心室が血液で満たされる時間が増え、症状は緩和されていきます。それでも ST になる場合もあります。しかし、一般的にそこまで落ち着けば救急処置の範囲からは外して考えてよいと思います。

 

アメリカの医師 > 名無しの医師 2

アミオダロン、そう、β遮断薬やジルチアゼムを使う前にまず、アミオを試してみるといいと思います。それか、血圧(BP: Blood Pressure) が低いなら経口摂取できるならジュースとかでもまずは様子見てもいいと思う。

 

名無しの医師 3

洞性頻脈や敗血症ショックの場合、緩衝液を使う根拠はありません。血圧を下げて最悪心停止になります。心房細動と敗血症で生理学的根拠はありますが、最悪の事態が想定されるため、臨床では止めてください。もし、それしか選択肢がないとしたら、細心の注意で処置にあたってください。そんな事態にならないことを祈ります。

 

名無しの医師 4

敗血症ショックにおける洞性頻脈は血管抵抗が低い、または敗血症誘発性心筋症の場合が想定されます。なので、βブロッカーの使用はできないと思います。上室性頻脈性不整脈は重大な低血圧の原因になりますよね。

 

テキサス州ダラスの医療関係者 > 名無しの医師 4

まさに、自分もそう思います。

 

名無しの医療関係者 2 > 名無しの医師 4

もし患者さんが発作性上室性頻拍でノルアドレナリンでも状態が不安定な場合、除細動を使う? もし使わないとしたら、アデノシンの役割はどう理解したらよいでしょうか。

 

名無しの医師 1

どちらともいえないかなぁ。患者さんの症状の状況によると思います。ノルアドレナリンは不整脈を誘発する恐れがありますが、ドーパミンほど知られてないですよね。でも臨床ではある話ですから。万が一、ノルアドレナリンによる上室性頻脈性不整脈だと疑ったら、Neo で心拍数を落とします。

 

名無しの医師 5

敗血症ショックではβ遮断薬は使わないです。洞性頻脈の場合は特にエピソードがない限り急がないもし心房性細動なら、アミオダロンか電気的除細動を使います。

 

名無しの医療関係者 3

あの、たぶんですけどね、一般的に言われている発作性上室性頻脈の症状からすると不安定だと言いたいのだと思います。

 

ワシントン州シアトルの医師

思っていたよりも充実した内容のスレッドになってますね。最初はスレ主さんの質問があいまい過ぎてたのでね。β遮断薬は院内処方ができないから他の医療機関に搬送するしかないかなって思ってたの。

 

名無しの医師 2

そのアドバイスは実戦で本当に役立ちましたよ。投稿いただきありがとうございました。今晩は、敗血症ショックの入院患者が2 名、インフルエンザ、そのほか諸々。鎮静が必要なほどの降圧作用はなく、というよりも鎮静が困難。上室性頻脈性不整脈と発作性心房細動、頻脈性心房細動を繰り返していた患者さんがいて、鎮静を止めてボーラス投与しました。午前中に心臓外科医がジルチアゼムを止めた患者さんでした。脈拍160 で頻拍性心房細動を発症、アミオダロンで 150 まで落ちましたが、その後 90 まで落ちて安定しました。プレセデックス (デクスメデトミジン) がまだ必要ですが、経過は順調です。

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このページの先頭へ