植毛手術について、手技の習得や臨床での話を聞かせてください。

名無しの医師 1
皆さん、こんにちは。好奇心からお伺いします。どなたか植毛手術についての外科医の勉強ができる専門の機関をご存じではないでしょうか。将来はかかりつけ医を目指したいのですが、その他にも考えておきたいと思っています。つまりそれは、もし仕事として成り立たなかったときのことを想定してですが。そこで、形成外科の分野を勉強しておきたいなと考えました。そちら一本に絞っての勉強をしたいわけではないのです。それに、ボトックス注射や植毛の勉強が本当に将来の備えのためにいいのか、まだ自分の中でしっかり決めたわけでもないのです。数か月で履修できるオンライン受講や、年単位で勉強する機関、フェローシップを募集しているところを少し見つけました。しかし本当にそれでいいのか、どれくらいの期間や内容で専門医としてやっていけるのかちょっと調べただけではよくわかりませんでした。これと言ったソースがあるわけではないので、どんなことでも教えていただけると助かります。どうぞよろしくお願いします。

名無しの医学生 1
ちょうど少し前に形成外科のクラスを履修しました。植毛のこともそこで教わりました…。手術はとてもシンプルですよね、局部麻酔、ドナーエリアの前処理、髪や毛包の採取、株分け、縫合ですよね。ドナーエリアの前処理、株わけをすることはよくあることで、切開や配置は看護師が行う場合が多いかと思います。もちろん手術の進みは単純なのですが、思ったように移植が進まないこともあります。それで患者さんが仕上りに満足しないことが多くあるようです。毛の流れがおかしくなったり、自然な仕上がりにならない、毛の生え方がまばらになる、移植部分が他の髪に馴染まず長さが揃わない、そもそも植毛した部分の髪が伸びない、ドナーサイトの傷が目だつなど…です。

多くの外科医が植毛の手順は簡単だと考えています。しかし、患者さん自身が満足するには当初よりも追加で植毛を行う必要があったり、そのために手術が数回あったり、患者さんの心的、経済的な負担はその工程の単純さとは反比例すると言われています。

もちろん私も植毛手術の手順を学ぶことは簡単だと思います。しかし植毛手術を希望する多くの患者さんは植毛手術の限界を理解していません。どんな髪の悩みも植毛で解決できるわけではないのに、もちろん植毛が適さない場合もあるんです、なのに誰もがそれで丸く収まると思っているんです!お役に立てれば光栄です。

名無しの医療関係者 1 > 名無しの医学生 1
どの分野で植毛外科医としての資格が取れたり、認められたりするのでしょうか。

名無しの医学生 2 > 名無しの医学生 1
研修期間中に訓練を受けるものだと思います。AOA や ACGME (米国卒後医学教育認定評議会) にはありません。つまり、通常 ACGME などには植毛技術のフェローシップの経験があるかどうかの質問箇所はないと言うことです。

手技はどのフィールドを選択しても訓練可能です。知り合いにも研修中に練習しただけの人、結構いますよ。何か質問があればいつでもどうぞ。恐らく、スレ主さんが思い描いているのは典型的な FUT 法 (自毛植毛法) ではないでしょうか。ドナーサイト (ジヒドロテストステロンによる皮脂分泌が多い箇所、脱毛箇所に近い部位は避けます) から一束の毛束を切除し、顕微鏡で解剖し、移植先の頭皮へ植毛するものです。

植毛自体の手技は難しいものはほとんどないのですが、医師の経験によって結果はかなり大きく違ってくると言えるでしょう (例えば、FUT 法ではまさに経験がものを言います)。しかし、私は上手くするにはそれなりの手法や技術習得が必要だと思います。植毛した結果がとても自然でよく仕上がっていれば、評判が立ち、口コミなどで患者さんが集まるでしょう。腕のいい外科医のいるクリニックは 3 ヶ月待ちは当たり前になり、クリニック運営もよくなります。習得は簡単かもしれませんが、向上心のない外科医はやはり長続きしません。ただ植毛するだけではなくて、トレーニングを続けたり、スタッフとそれについて意見を交わしたりするワークショップの場を設けるなど、外科医側にも手技を向上させる努力が必要だと思います。FUT 法は依然として業界の代表格ですが、FUE 法 (ドナーサイトから毛包単位で採取し、移植部位に植毛します。FUT 法にも関連しますが、後頭部の線状の傷跡ができないように注意します。) や、髪の複製技術、頭皮注射などの新しい植毛技術も積極的に研修で取り組むのがいいと思います。技術だけでなく理論にも精通しておくことが臨床では役に立ちますよ。最期になりますが、ご指摘の通り、すべての患者さんに植毛手術が適応できるわけではありません。とても残念なことではありますが、DUPA (広範囲の脱毛症) と診断された患者さんは適応外なので、他の選択肢を模索する必要があります。

名無しの医学生 2
手技を取得するにはどのコースを選択していてもよいのでしょうか。それとも整形か皮膚科を選択した人だけなのでしょうか。整形外科、皮膚科、泌尿器科には特に興味がないのですが、どの専門に進んでも取得できるなら自分も取得したいと考えています。

名無しの医師 1
簡単とは言っても、それなりのスタッフ、専門機器があっての話です。通常は皮膚科医が訓練をします。しかし、皮膚科を選択していないと受けられない技術ではないと思います。臨床ではクリニックのリソースに依存するのですが、実際行うのは技術スタッフで、医師はヘアラインの切除の計画、修復を担当するのが一般的でしょう。外科医としての経験がある程度必要になります。

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