脱水の診断を行う際、何で判断していますか?

ニューヨーク州ウェストベリーの医師

時に、それはとてもシンプルなメソッド…そう、それは、脱水。

日々問診を行っている皆さんは、臨床での兆候、または研究室で、症状の切り分けをどのように行っていますか? (脱水の診断のために毎回ラボに頼りたくないし、通常の流れでいくと、ほとんどのケースはそんなに複雑な症状と絡んではいないはずですよね。たまに他の疾患と切り分けが難しいケースもありますけど、緊急度のレベルは低い方だと思っています。それに「脱水ですね」と診断するためだけに患者の言葉に耳を傾ける – 例のオスラーの名言ですが – のも、ちょっとなんだかなぁと思ってしまうのです。) 自分の場合、問診時に最初に目を付けるのは舌の渇きです。他の皆さんはいかがですか?

 

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チェックするポイントは、頻脈、乾燥、皮膚状態、高い確率で再灌流までの時間、起立性低血圧、BUN / Cr (尿素窒素 / クレアチニン値) が高いかどうかくらいです (高レニン + 高AHD は腎血流を示すRBF と糸球体濾過量を示す GFR が低いこと、そして尿素の再吸収率が高いことを意味します)。

 

名無しの医師 1

どのような背景を想定していらっしゃいますか? 出血性ショックのような外傷性脱水症でしょうか、または発熱だけでしょうか?ざっくりですが、私が確認するのは、喉の渇き、尿の色が濃い黄色になったかどうか、死に至るような症状が出ているどうかです。

 

名無しの医師 2

高齢者でなければ、皮膚に膨圧 (皮膚を少し引き上げてみて、すぐに元の状態に戻らない) がみられることも脱水の目安になります。

 

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何も隠しているものもないし、マジックでもなんでもないのですが、もう少し説明を加えてみますね。軽度、中程度、重度、それぞれの脱水症状について、兆候となる症状を挙げていただけるといいなと思います。例えば、軽度であれば、喉の渇きなどがそうでしょう。重度になると、高熱、尿素窒素の値などかと思いますが、臨床での経験をお話しいただけると参考になります。

 

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中程度から重症の脱水症状について書きます。意識は混乱し、けいれんを起こすことも考えられます。また、めまいも起こるでしょうね (一般的には精神的な状態に変化があると思います)。脱水は救急外来に患者が来るトップ 10 だと思います。どこの州も同じですかね。処方だけでは済まず、入院になるケースが多いのが、この脱水だと思います。

 

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脱線しますが、上昇した ADH / バソプレシンの値が、記憶強化を促進するという研究結果がありますよ。冗談のような話ですけど、大切な試験の前にはちょっと脱水状態になっておくといいのかも。

 

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あ、そんなこともありましたね。そうですね、確かに数値的な話だけで言うと、その通りです。もちろん、尿がちゃんと出ている状態を保てるくらいの脱水なら、自分で体内の水分バランスを考えて、軽い脱水状態を意図的に作ることも可能かと思いますが…。そこまでしなくても、という気持ちも、ほんのりありますけど。

ちょうど思い出したことがあるので、こちらに追記します。軽い脱水状態は体内の水分量の最大 5 % まで、中程度は最大で 10 % まで、重度になると最大 15 % までです。おそらく主な症状の1つに上げられている精神状態をきたすというのは、10 % 以上の脱水症状で起こるかと思いますし、もちろん高齢になるにつれて、症状の出方は大きくなっていきますね。

皮膚をテントのように引っ張り上げて、弾力をみるテスト方法について書きます。皮膚状態が悪くなると戻りが悪くなるので、弾力は通常状態より低下していると言えます。このテストを行うことについては、オッカムのカミソリ (Occam’s Razor) で考えてみるといいと思います。一元論は特に高齢者については当てはまらないところですけれども、胸骨あたりの皮膚でテストをするのが理想的と言われています。高齢とまでいかない年齢の患者さんの場合は、このテストで脱水と診断してほぼ間違いはないと思います。

 

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ここにお集まりの皆さん、迅速なご回答に感謝いたします。本当にありがとうございました。とても参考になるレスばかりです。

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