臨床でのバーチャル リアリティの可能性について

名無しの医学生 1

初めまして。自己紹介します。僕は、アイ・ケア商品開発専攻の学部生で、主に、スクリーニングとモニタリング工程を改善するための研究を行っています。今の研究課題は、携帯できて、コストがかからないデバイスの開発です。

想定している利用者は、視野欠損や視界に問題を抱えた人で、特に緑内障で視野が狭くなった人などです。構想では没入型バーチャルリアリティ技術を駆使して、技術者が容易にデバイスを管理できるようにし、それぞれの専門家がその結果を評価できるようにアウトプットが可能なものです。

この研究の最大の目的は視界を失う人を一人でも減らし、患者さんの見える世界を取り戻すこと、少しでも見えるようにすること、そしてこの分野における検眼医と眼科医不足を補うことです。

デバイスの開発により、1人の眼科医が診る患者数を増やし、医師や技師によるスクリーニングテストを、もっと補佐できると考えます。同時に、診察室に行くことすら困難な患者さんの助けになりたいと考えています。現段階ではまだ概要しかお話できませんが、皆さんから広くご意見をいただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

名無しの医師 1

具体的に理解してはいないのですが、バーチャルリアリティの技術がどのような形で視野検査に役立つのでしょうか。視野検査では固視標が必要ですし、周りの景色は逆にあってはならないですよね。不定期に点滅する光が見えるかどうかのテストですから、視界は白です。本当にVR がどう役に立つと考えているのか知りたいですね。自分の頭の中では全く想像ができていません。何か理解するには足りないだけだと思うのですが。

因みに、自分は自動視野検査の仕組みを試案中です。安価で、信頼性があって、正確、そして操作が簡単なもの、そういった装置がほしいですね。

 

名無しの医学生 1

視野検査とか具体的に思うと、ちょっとわかりにくいかもしれません。医療以外ではビジョントラッキングシステム搭載のバーチャルリアリティ ヘッドセットが既にあります。僕たちは現在眼科で使用されているハンフリー視野計 (HFA: ハンフリーフィールドアナライザー) と同様に検査を進めることを考えています。固視標を設定して視野が固定されていないときはソフトウェアが視線を追跡することで、視線が固定できていないことを認識します。

 

名無しの医師 1 > 名無しの医学生 1

私が気になっている点は、どのようにしてバーチャルリアリティの技術を検査に活かしているのかということです。基本的なヘッドセットの機能はわかるのですが、視野検査に使用するとなると、そのアプリの設定をどのようにするのかが検討つきません。スレ主さんはどういった感想や意見がほしいと具体的に思っていますか? もしよければ聞かせてください。

 

名無しの医学生 1 > 名無しの医師 1

そうですね、まだ構想の段階ですが、ハンフリー視野計は高額だし、物自体が大きいので設置場所を考えないといけない。その代わりに、SITA standard ( Swedish Interactive Thresholding Algorithm ) をVR ( バーチャルリアリティ ) のヘッドセットに組み込むんです。

このアイデアが生まれたきっかけは、農村部に住む人たちが検眼のためだけに、わざわざクリニックに通えない、また症状に気が付かないという問題があることに気づいたことでした。眼科と精密検査に行くことも、そもそも行く暇もない人たちが、疾患に気づかずにいることで症状が悪化してしまうという問題があります。そこで初期のスクリーニングテストとして安く機械を導入できないかなと思ったのです。安いですが、シンプルな操作で正確な結果が出るデバイスが手元にあれば、いちいち眼科医のところまでいかなくても、自宅で少し手が空いた時に、手軽に自分で視野検査ができるようになります。年齢とともに発症の可能性が高くなる緑内障は、タイプによりますけど、酷くなると視野欠損、失明といったことが挙げられますので、早期発見が肝になると思ったのです。

 

名無しの医療関係者 2

考えられるのは、そうね、もしその新しい装置を臨床で使用するには、結局操作する人をよく訓練しないといけないと思います。正しい値を出すには正しく装置を動かせる人を育てることが、結局、重要になってきますからね。それが今の眼科全般でできるのかなぁ。そんあ余裕があるのかが疑問です。勉強会にたくさん行かないといけなさそう。それが一般の人となると、どうですかね。

 

名無しの医療関係者 3

例えば、ハンフリー視野計は 100% 実現できないわけではないと思います。そう、再現可能だと思うんですよ。もちろん設計上色々と手を加えての話ですが。問題はどうやって正確な値を出すように設計するかですよね。それにその確認方法も考えないといけない。現状眼科で行われている検査と同等の結果をどうやって出すかです。それに偏差を取るために標準となる正常な視野検査のデータも必要ですね。そのデータの集め方も考える必要があります。少し考えただけでも、かなりの患者さんのデータを集めないといけないかなと思います。

アイデアはとてもいい線いってます。処方箋は眼鏡矯正で作ればいいと思いますけど、もしシステムにないならそれも組み込んだ方がいいですね。組み込むソフトウェアにチュートリアルを入れれば、利用者のトレーニングはあまり問題にならないと思います。例えば、目の動かし方も含めて、きめ細かくチュートリアルを作成するんです。スクリーニング ツールの構想としては理にかなっていると思いますよ。異常が見つかればその時点で眼科医を受診すればいい。似たようなデバイスは糖尿病患者さんのためにあるので、できるんじゃないでしょうか。アムスラーグリッドを考えてみてください。これも簡単に自覚的な見え方を調べる検査ですよね。開発が乗り気になってくれれば実現しそうだと思います。

 

名無しの医療関係者 4

実装するには本当に質のよいレンズを付けるようにしないと、いわゆる糸巻型歪曲収差が起こってしまいそうだね。

 

名無しの医療関係者 5

このヘッドセットには両目を開いている必要があるの? 気になる。だって、私が知っている限りだと、緑内障検査は片目ずつ行うものだから。もしかして、今は何か違う方法が開発されたのかしら。

 

名無しの検眼士

視野検査にバーチャルリアリティが活かせるなんて、とてもいい構想だと思います。

 

名無しの医療関係者 6

もう少し修正を加えたらうまくいきそうですけどね。両目を固定するには SITA プロトコールを利用して、オクルスリフトを使って片目で見える範囲を示す、無作為に点滅する光の点を表示させるんです。問題は目が固定されていることの確認方法で、例えばですが、ラズベリー パイ カメラのようなハードウェアを両目に装着することで解決さえるのではないかと思いました。安く済みそうに思います。それに、スレ主さんもおっしゃる通り、視線追跡 (ビジョン トラッキング) の高品質なシステムが搭載されたバーチャルリアリティ用ヘッドセットは、すでに市場に出回っていますから。これね、本当にいいアイデアですよ。移動が困難な患者さんの眼科検診のときに、姿勢保持が難しくても使えるデバイスになりそうですね。

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