自分の過失だなと思ったとき、その後どうリカバリーしていますか

名無しの医療関係者 1

ちょっと質問しにくいことなんですが、投稿します。えっと、今日、腹腔鏡下胆嚢摘出術の最中に腹壁から出血がありました。でもそれほど気にすることないかなというレベルだったのです。出血以外は本当によくあるケースでした。それで手術室の外に出て臍帯トロカールを見たら、血餅があり、さらに滴下しているように見えました。施術後は確かに吸引して周辺もちゃんと確認しましたし、変異箇所もなかったので通常の手順に従って閉じて、手術は成功したと思ったんです。しかし数時間後に患者さんは急変し、ショック状態になったので緊急オペとなりました、私が腹部への挿入時に傷つけたと思われる傷が腸間膜に見つかりました。腹膜を突き抜けて、腸間膜を突き刺さなければいけないと思っていたんです。そう、確かに、そうしなければいけないと覚えていたんです。チューブは挿入していますが、患者さんは元気で、ええ、本当にそれ以外は本当に元気な方でした。

ええと、それで、質問に戻りますね。故意ではなく臓器を傷つけてしまうことって、本当にあってはいけないだと理解はしているのですが、臨床で可能性をゼロにすることは本音では難しいと思うんです。幸いにも今回の患者さんは回復してくれました。しかし臓器を傷つけてしまった事実は消せません。それに今回の医療事故は 100% 自分の過失です。チームのメンバーは誰も私を責めませんでした。むしろ励ましてくれたし、元気づけてもくれた。もし今回のことがレジデントの時に起きる最悪の事態と想定すれば、(今は 3 年ですが) 今回はうまく対処できた方だと言われました。それから実際に患者さんの命を奪ってしまったレジデントもいたことを教えてくれました。それを聞いて当惑してしまったけど、そこから学ぶことはとても多い…、けれど人の命がかかっていることですよね、学ぶとかそういう勉強感覚でいること自体も含めて、なんていうか、ひどい話だと正直思いました。自分が起こした医療ミスのせいで患者さん亡くなっているのに、今回はこれこれが学べたから次は気を付けようとか、本気で思えるもんなんですか? 自分は生きてて、その患者さんは…もう二度と戻らないのに。将来、必ずどんな形であれ、人命を救助できないときが自分にも来ます。そうなったら自分はどうしたらいいのか本当にわからなくなりました。自分の過失で事態が悪化したことはこれまで一度もありませんでした。今回の起こしてしまったことに対して、この気持ちをどこに持っていけばいいのかわかりません。これからどうやってこういう気持ちや不安、トラウマを処理していけばいいのかも。それで、ここに投稿したんです。他の人はこういう事態をどうしてるんだろうと思いました。ミスしないように? 起こしてしまったときは? 自己のメンタル処理をどうしていますか?

 

名無しの医師 1 > 名無しの医療関係者 1

お察しします。しばらくの間は頭から離れませんよね。それは自然なことなので自分に対する怒りも、自己嫌悪も毛嫌いしないでそのまま受け止める方がいいと思います。手術中は文字通り、私たちは人を自分のミスで殺すのも、生かすも、自分次第というとても稀有な立場にいるのは事実なんです。あなたが感じている行き場のないモヤモヤは人間として当然の感情だと私は思います。例えば今日、今晩、私があなたと同じ立場になったら、やっぱり自分が許せないし、自分に憤りを感じます。でも翌朝になれば、起きて、今後に生かせるものを何が何でもつかみ取ろうとすると思います。二度と繰り返さないために。もしあってはならない次回が来たら、その時自分はどうすればいいのか最善を尽くせるように考えると思います。

ニューヨークタイムズ紙に、鏡の中の殺人者という記事がありました。今のあなたが読むと何か思うところがあるのではないかと思いましたのでこちらにリンクを貼っておきますね。気持ちが向いたときに読んでみてください。http://mobile.nytimes.com/blogs/opinionator/2015/08/12/murderer-in-the-mirror/?referer=

 

名無しの医療関係者 2 > 名無しの医療関係者 1

もし君がね、今見たいな後悔と自責の念を感じなくなったら、もう医者を辞めて自ら命を絶ってもいいと思いますよ。今回の医療事故はお察しします。本当にあってはならないこと、同感です。僕は外科医ではないけど、人を傷つけたことはある。でも物事には必ずいい面があると信じています。思いがけずプラスに働くことが必ずね。だから、きみの患者さんも、もう大丈夫。

今はそう思えないかもしれないですが、時間が経てば必ずよい面が浮かんで見えてきます。焦らずに行きましょう。
名無しの医師 2

スレ主さんの悩みはとても健全な心の動きからくるものですよ。医療関係者の有無に関係なく、人として正しい感情です。自分の罪を認める、そして何が悪かったのかを把握する、自分が悪いと認めることはどんな人にとっても一番難しいことだと思います。傲慢な人間なら全くもって気にしない話題ですから。

 

名無しの医師 3 > 名無しの医師 2

まるで自分のことを言われているように思いました。100% 同じ気持ちです。難しくもないいつも通りの処置でも、思ってもない事態になってしまったとき、顔面蒼白ですよね…。
そういう事態に陥ったとき、まずは医療関係者として最善を尽くすのは当然のことですし、数日の間は倫理観が許さないことも人として当たり前だと思います。もし、レジデントのときにそういう事態に一度も遭遇せず一人前の医者になった人の方が、人として疑ってしまいます。患者側からしたら、自分や家族をこの医者に担当させて大丈夫かと心配されるような人材に、きっと育つことでしょうね。

 

名無しの医学部教授

外科のレジデントを経験している人は、どんな人でも一度は患者さんを不本意に傷つけてしまっているものだよ。それは自分で気づいていない場合だってあるんだよ。ほら、スマーフも言ってるでしょう? いつもやっていること、ルーティンになっている簡単なこと、慣れている手技だって、迷うときはある。臨床では同じ手技でも毎回患者さんが違えば、それも違ってくるんだから、自分がわかっているいつもの通りには進まないときもあるよね。肥満で喫煙の糖尿病患者が合併症を起こしても、処置はいつも同じ、だけど結果はいつも同じじゃない。

僕も君のように過ちを受け入れて、自分の心に問いかける人はむしろ安心だ。自分の気持ちに鈍感な学生やレジデント、同僚の方がよっぽど心配だよ。君の反応はいい意味で普通だし、医療関係者である前に、人としてしっかりとしているよ。

 

名無しの医療関係者 1

ああ、なんと感謝したらよいのか、本当に温かいお言葉をありがとうございます。そうですよね、どの方もおっしゃっている通り、人を傷づけてしまうことに関しては医療だろうが変わらないんですよね。それは事実、ただその事実をどう受け入れて次に進んでいくかがとても難しい。全く知らない人に話してみることが自分にとって、壁を壊せる手掛かりになりそうな気がしています。紹介していただいた記事は拝読しました。タイムリーにありがとうございます。心にとめて、今後の自分と向き合えそうです。今回のミスを二度と繰り返さないように。こんな辛い思いは自分ひとりでいいんじゃないかと思います。他の方はもっとすんなりと通り過ぎていけますように。もちろん医療に関わる以上避けて通れる道ではないですけど。

追記です。例の患者さんは今のところ抜管して順調に回復しています。だけど、自分はこの患者さんがちゃんと経口摂取できて、自力で排便ができるようになって、退院して自分の足で歩けるようになるまでは、気は休まりません。

 

名無しの医療関係者 3 > 名無しの医療関係者 1

何が原因だったのか、どうして起こったのか、どうして術中に気づけなかったのか、今後はどうすべきなのか、一つひとつ丁寧に追究することは大切だと思います。当分辛い時間が流れますよね、あなたにとってはとても苦しい時間になるとお察しします。でも時間はかかっても、必ず道は開けるし、次に活かせることを考えられるようになります。あなただけが起こしたことではないのよ。誰でもあなたの立場になる可能性はいつでもあるんですから、その後に続く人たちのためにも今回のことから学んだことを教訓にしてもらいたい。手術部位感染 (SSI) を考えてみてください。完全に防ぐことはできないですよね、何年にもわたって様々な人が「手術部位感染は誰にでも起こりうることです。どんなに防ごうとしても可能性はゼロにすることはできない」と言っていますね。しかし、トラカールの挿入による外傷は患者を致死させる危険がありますが、日常的な手技ではないし、合併症を引き起こす可能性も示唆されています。

後期研修医の間で起こった最大のターニングポイントじゃないでしょうか。外科医として私たちは脆弱であり、患者も同じなのです。早い段階で医者は完璧じゃないこと、人として患者と同じである気づきになるのではないかと思います。それに今回の過失はスレ主さん一人が起こしたことではないと付け加えたいです。あなたが 100 % 悪いんじゃないんですよ。もし、あなたが執刀医ではなく、ヘルプする側だったら、執刀医が安全に手術に臨めるように目配り、気配りをするでしょう? だから一人で起こしたミスではないのですよ。あなたが気づけなくても、誰かが代わりに気づけるような体制を今後作っていくことの方が、大切なんです。

今回はどのような手技で起こったものでしたか? トラカールによる外傷ですか? メスの代わりに使用する計器やカメラでしたか? 本当に何が起こったのか、確認はとれましたか? 患者さんの特徴はいかがでしたか (例えば体質、凝固障害、前回の手術の有無、その時の状況など) ? 振り返ってみたときに、手術がうまくいかないきっかけになりそうな要素はありましたか? なぜ腹部に血液が溜まっているのを見なかったのでしょうか。腹部トラカールを見たときに血餅はどれくらいありましたか? 血管収縮のために昇圧薬を使用した理由は? 手術回復室で意識の回復が遅かったですか?
名無しの医師 4

単なる技術面の問題じゃないかな。熟練しているわけではないんだから、スキル不足によるミスは起こして当然だよ。いかに間違いを防げるか考えて、次回自分が落ち着いて臨めるように努めてください。

 

テキサス州ケラーの医師

私の思うところを書きます。
1. 責任転嫁しない。機器のせいにしない。医療スタッフを責めない。患者さんを責めない。研修生なんですよね、手術中に起こった不慮の事故に即座に対応するのは最終的にはあなたの研修担当、最初の出血に気づかなかったこと、原因を追究できなかったことの両方に責任がありますよね。
2. 反省の色を見せる。医療行為にではなく、倫理的に問題があります。今後どう扱うべきかもう一度話し合う必要があります。研修生として考えられるすべての事象について医療スタッフと話し合うべきです。あなたが執刀したことで患者もその家族も不快に思っているかもしれません。患者家族に説明するときは家族の心情を理解し、その後に起こる合併症の懸念があるようなら伸長に、シンプルに話すように心がける。
3. 必ず学びを得る。考えられることをすべて洗い出し、死角を探す。今後絶対に同じミスをしないように手順、手技を徹底して練り直す。幸いというか、M&Mカンファレンス (Morbidity&Mortality) があるじゃないですか。症例のカンファをして、精神的なバランスを取って下さい。肩の荷は重いでしょう、だけど先に進まなければね。自分のことも話しますね、私自身も 2 名の患者をトラカールで負傷させてしまった経験があります。

 

名無しの医師 5

お察しします。本当に自分も傷つきますよね。起こってしまった事故の対処に集中しましょう、お互い。ちょうど僕も自分の過失で患者家族と話をしているところで、家族にとって不愉快な事実も着地点を模索していかなければなりません。加入している医療過誤保険会社から急性冠症候群 (ACS) の項目を読んだ後に、申し訳ないという気持ちを表すことが怖くなくなりました。今までのところ、有難いことに自分の対応は患者と患者家族の皆様には不快な思いをさせていません。しかし、自分の立場をわきまえて、患者家族と話をする前に、医療関係者の中でまずは徹底して対話をすることが大切です。

 

名無しの医師 6

スレ主さんだけでなく、このスレッドに目を通しているすべての外科医の研修生に伝えたいことがあります。どんな勉強をしてきた人でも、どんなバックグランドの人でも、これは必ずぶち当たる壁です。事実は事実なんです。自分の過失で起こしてしまう、その事実はね。このスレッドには私が言おうとしていたことよりももっとたくさんのアドバイスが詰まっていると思います。

事実をそのまま受け入れる。これは研修中の身としては一番辛い、苦しいことです。自分をダメで、最悪の外科医であると認めることになりますからね。でもそれは、あなたを全否定する言葉ではありませんよ。しかし、医療ミスを犯した外科医であるという事実は残ります。そしてそのことを真摯に受け止め、謙虚になるべきです。必ず、なぜ起こったのかを見極めてください。他の方のおっさる通り、M&Mの場でしっかりと事実を見つめなおして、関連文献、意見を洗いざらい出してください。胸部チューブの挿入に勘違い、見過ごし、思い違いはなかったのか、重要な点が見えてきて、共有できることもたくさんあると思います。過失の差はあるけれど、どの医師も似たような経験は必ずありますから。

自分の心の整理がついてくるにつれて、患者さんのことを必ず第一に考えてください。苦痛を伴う作業ですが、医療関係者としてトレーニングが必要なことです。自ら起こしたミスから自他ともに学んでください。臨床では自己判断がものを言います。間違った判断をするときもある自分を認めること、ICUコールの連続で判断が鈍るときもある自分をちゃんと自覚すること、そしてそういう弱い自分であることを知ること、だからこそ、今後判断ミスを繰り返さないように何をどうしたらいいのか、自分で考えることができますよね。

自分の心を麻痺させないでください。言うは易く行うは難し、ですがね。しかし外科医になった以上、どんな医者でも医療ミスは多かれ少なかれ起こしています。次のレベルに進みいと思うなら、自分に不利な現状をそのまま受け入れ、過失を認め、自分の行動を見極める、そして回避策を練りだすことです。最悪の外科医は過失があっても現状を変えようとしない。それどころか、どこかの無関係な記事に載っていた最新の医療事故の情報を元に、医療スタッフの指導を平気でします。

 

名無しの医師 6 > 名無しの医療関係者 1

現実は厳しいですよね、他の方のご意見に賛成です。何かおかしいという感覚は大事です。すぐにオペ室に戻って処置を再開することが一番だと思います。合併症は起こるものとして、その場での対応が本当に次の結果につながる。誰もが合併症から逃れることはできないんです。でも重症化させるか軽度で済むかは医療スタッフが責任をもつべきもの。自分が変だと思ったことをスタッフ関係者にすぐに伝えて、患者家族にオペ室に戻ることを伝え、そしてオペを再開した判断は正しいものですよ。
酷い話をします。こんな風には絶対ならないでください。以前小児心臓血管外科手術に立ち会ったことがあります。もし手術がうまくいかなかったら、合併症は早い段階で現れる。しかし腹痛、膨張を術後の合併症とは切り離して患者家族に説明していた、薬の副作用と医療スタッフの入院中の体調管理が徹底されていなかったとか言って。本当に最低ですよね、それに患者家族が低所得層だったこともあったのかなと思います。

1位!登録無料、すぐ転職しなくても情報収集目的のみで『お試し登録可能』、匿名転職サポート可能、ヘッドハント有り、6000ヶ所以上の医療機関や大学との取引あり、医局の退職事例多数、コンサルタントレベル高しと言えば!

医師会員21万人を誇るソニーグループ運営の医師ポータルサイト「m3.com」グループ会社。一般人材紹介企業と異なり、医師に特化した上でこの事業規模の大きさを誇るため、好条件の求人情報の収集力がずば抜けている印象がある。当然、所属医師コンサルやエージェントの数も多く、個別の医師に対して「相性のあったパートナー」が探しやすいと言える。年収2500万以上、週4日で年収2200万といった高額条件の案件を多数保有しつつ、個別医師のライフスタイルや家族都合などを考慮した勤務条件を引き出す力にも非常に長けており、自ら医療機関と交渉して好条件求人を創り出すことが可能な企業です。

2位 登録無料、匿名転職サポート可能、産業医に強み


3位 業界トップレベルの圧倒的な求人数と非公開求人の充実が売り

医師のお相手探し。まずは専用サービスから始めましょう。

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このページの先頭へ