CT 検査などの放射線リスクについて、患者さんにはどのように説明していますか?

名無しの医療関係者 1

CT を撮りましょうとなったときに、相対的に発生する放射線リスクをいつもどのように患者さんに説明されてますか?私の場合は患者さんからの同意を得るために「日常生活の中で、だいたい 1 年で浴びる放射線量と同じくらいです」と話すようにしているのですが、「がんになる原因のうち、 1~2 % は CT に起因している」というデータがあるそうなんです。CT検査を積極的に撮る? それともなるべく避けている? どちらの場合も同意を得る切り札を用意していますか?

 

名無しの医師 1

私はそういう数字はあまり気にしませんね。患者さんに話すとしたら、一部の研究結果として、がんを誘発する可能性はあると言うでしょうね。とはいえ、CT によるがんの発症率はとても低い。割合はあまり関係ないと思っています。

 

名無しの医療関係者 2

「がん発症のリスクがあるのは確かだか、発症率は 1% 以下である」https://www.aliem.com/2011/paucis-verbis-lifetime-attributable-risk-of-cancer-from-ct/

 

名無しの医学博士 > 名無しの医療関係者 2

リンク紹介、ありがとうございます。僕もこの話は日常茶飯事ですね。この話が出るのはがん患者さんたちとですが。

 

名無しの医師 2 > 名無しの医学博士

同じく。CT や PET 検査 (Positron Emission Tomography) からの放射線リスクを気にして聞いてくる場合って、どれくらい高い放射線量を治療で使用しているかを気にしているんですよね。患者さんは別に人口調査してるわけじゃないし、自分ががんになるかどうかを聞きたいだけで。

 

ニューヨーク州の医師

患者さんが 40 歳以下の女性である場合で、CT を撮る部位が胸部や腹部になる場合はいつも放射線リスクの話をしますよ。そうじゃなかったら、不安を煽るだけなので、話しません。放射線研究協会 (SRT) は 生涯に渡る放射線リスクに関するデータをまとめたウェブサイトを立ち上げましたよね。有難いことにこのサイトは核爆弾と原発による放射線リスクのデータが元になっているので、いつもはね、引き合いに出してますよ。でも本心は、腹立ってます。爆弾や原発と医療現場で使う放射線が一緒にされてるから。

個人的な感情は横に置いて、でもそうなんですよ。CT の部位が胸部や子宮などではなくて、しかも年齢もそこそこいっている人であれば、リスクは本当に激減します。なのに、数字のなせる業というか、データの見せ方というか (120% そう思ってますけど)、全部ひっくるめて高い放射線リスクの一言でまとめられちゃうんですよね。

若年層の女性患者の場合で CT や PET 検査でがんになるリスクは 500 人に 1 人と言われています。腹部や骨盤の CT を撮った場合、 約 580 人に 1 人の割合。 頭部や臀部 (でんぶ) の場合はどうなんでしょうね? 男性の場合、50 ~ 100 % の間でがんになる可能性があると言われていますが。まぁ、理由はがんになりやすい脂肪組織は少ないのに平均寿命自体がわずかに女性より短いこともあって、がんの発症率が結果的に女性に比べると低くなるという内訳のようです。

日常生活において病気以外で死に直面するリスクの方が、がんを発症することよりも多いことを考えると医療現場での放射線リスクは 0.1% ~ 0.2% 程度と、たかかが知れている (数字だけみるとこれはこれで恐ろしい数値ですけどね)。

 

名無しの医学博士 > 名無しの医師 2

ちょうど昨日ある患者さんから、「放射線治療科の先生から聞いたんだけど、直腸がんの治療で受けた放射線量で前立腺がんと膀胱がんになるリスクが高まったらしいんだけど、実際どれくらいなの?」と聞かれました。私は「放射線治療科の先生に直接聞いてみてください。それから 6 ヶ月後にまた CT 撮ると思うので、結果を知らせてください」と伝えたところでした。

 

名無しの医師 2 > 名無しの医学博士

前立腺摘除術の場合、泌尿器系統の合併症は考慮すべきだと思います。

 

名無しの医師 2 >ニューヨーク州の医師

CT だけを考えるんだったら、その数値は高すぎじゃないですか? ご覧になったサイトを教えていただきたいです。
関連するスレッドがあったので、リンク張っておきます。
http://forums.studentdoctor.net/threads/psa-radiation-risk.1130893/

 

ニューヨーク州の医師 > 名無しの医師 2

http://www.xrayrisk.com/calculator/calculator.php
このリンクです。放射線リスクによるがん発症の生データは、広島、長崎、チェルノブイリ、その他の原子炉からの放射線漏れ、原発事故が元になっています。 このサイトで扱っているデータはきわめて素晴らしいものですが、特有の種類の放射線だけを測定した結果です。他方面からの検証が得られた方がいいので他の研究結果も参照にしますが、やはり細かい数値になるとここのデータを見返しています。様々な解釈があり、広域で考えると核爆弾や原発と、治療で使用する放射線は異なるという意見もあります。しかし、文字通りすべてを科学の基礎レベルで考えてこのデータを使うことは間違いではないと思いますし、使ったところで完全に信じるのもどうかとも思います。昔からこの点については放射線医の中で議論されていると思います。もちろん難題でありことも理解していますが、どんなに優れた研究結果でも、実際の放射線量と生涯がんになる影響についての関係性を解決する方法はありません。

デイビット・ニューマンがポッドキャストでこの問題を取り上げて、このデータががんリスクを引き上げた印象を与えたことがありましたが、そういった間違った解釈があっても、例えば、核兵器による放射線は影響を及ぼす値に達しないと言われても、どこまでの放射線量が安全でどこからが危険かなんていう認識をすでに自分たちはなんとなく持っていたりするわけですよね。

 

名無しの医師 3

患者さんの症状を診て CT が必要と判断したら撮ればいいと思うけど。 CT のオーダー出して、患者さんが顔をしかめても仕方ないと思う。CT によるリスクって放射線とコントラスト、それから請求額が高くなるってことでしょう。私は CT のオーダーを出すことに躊躇しませんね。でもその後かかりつけ医 (Primary Care Physician: PCP) による経過観察は必要だと伝えます。私が話すとしたらこんな感じですね。

 

名無しの医師 4

核兵器は別にして、医療現場での放射線治療によるがんの発症率に特化したデータはないんですかね。脳腫瘍の患者さんに X 線透視撮影をかなりの回数オーダー出している医師がいるんですよね。

 

名無しの医師 5

自分の場合、患者さんには特に放射線リスクについては話していません。僕が言えることは、何もしていない人よりも少しはがんを発症する可能性が増えるだろうということくらいで、正確な数値がわかるようなすごい研究はまだ誰もしていないと思うので。診察室ではなぜ CT を撮る必要があるのか、または撮る必要がないのかを説明しています。MRI 同様、今の科学でさえあまり証明されていないカルシウムスコアとリスクについての研究がもっと進むことに期待したいです。

 

カルフォルニア州の医師 > 名無しの医師 4

インターベンショナル心臓内科医の間では文字通り脳腫瘍ではないかと。臨床の放射線治療では左側が優位ですね (十分なデータとは思えませんが)。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23419190

 

名無しの医師 5

重大は研究とはいいがたいけど、核兵器による被害を超えるエビデンスだと思う。
http://www.bmj.com/content/346/bmj.f2360

 

名無しの医師 (教授)

小児の場合があったのでこれも貼り付けますね。
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(12)60815-0/abstract
頭部への CT 検査は脳や骨髄に大量の放射線を浴びせることになるので脳腫瘍や白血病のリスクが高まる、とのこと。他の研究では、頭部や頸部への検査は腹部よりもリスクが高いと出ています。臨床では不必要な CT 検査を受けている患者さんが余りにも多いので腹立ちますよ。疑わしい段階でオーダー出すのではなく、本当に必要と判断したときにすればいいと思うんですがね。後は画像の鮮度をどこまで出せばいいのか放射線医と相談なんじゃないですかね。放射線リスクを減らすことは検査を受けてもできると思います。画像品質に関わることになるので、担当医師に聞いてみるといいと思います。

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